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スキナオンガク~SONGS(5)ブリッドPOP&UKインディー・ニューウェーブ

こんばんは☆

唯です♪


元々自己満足、書いただけで満足なこの企画ですが、ここからさらに自己満足です(^▽^;)
女性になりたいというのが半分、音楽が半分というアイデンティティーの唯が一番聞いてきたのが今日のゾーンで、UKロック創世記~プログレ~グラム~パンク~ニューウェーブで色々派生~ハウス~マンチェ~ブリッドポップ全盛~現在という歴史や系譜を語らせると、朝まで語ってしまうくらい詳しいですが、読者が一人もいなくなってしまいそうなのでやめておきますw
いつかやってみたいですがw
とっておきの曲はこのシリーズ最後に書くとして、とっておきに入りきらないところを、1980年代から1990年代のポストパンク派生のニューウェーブ~ブリッドPOPまでインディーズ中心にというのが今回です。
インディーズと言っても、来日したらフェスのヘッドライナーになったり、単独なら武道館でやるくらい結構日本では有名なアーティストも多いし、いまやダウンロード配信で全世界同時にいろんな音楽が聞けてしまう時代、インディーズ発信なんてあんまり意味ないし、概念も崩壊してますけどねw


『Don't Look Back In Anger』Oasis
ビートルズ・ストーンズまで遡ったら、その100くらいまで行ってしまうのでまずはここから。
オアシスはビートルズから流れるイギリスの国民的正統派UKギターロックバンドって説明の必要がありませんが、UKロックとブリッドポップを語るにはここは外せないとかじゃなくて、ビートルズにしろオアシスにしろ、正統派過ぎるメインストリームの音楽って実はあまり追求してないんですよねf^_^;
セクシャリティーも音楽的嗜好も、生まれ付いてのマイノリティー体質なんでしょうw
何かと比較されたブラーとなら、ブラー後期のオルタナギターのほうが好きですし。
それでもやっぱり良い曲は良いのですよ><;
この曲の入ってる『What's the Story Morning Glory?』は本当に捨て曲一切なしの名盤ですが、中でもこの曲はもう聞いてるさなかに泣いてしまうくらいの名曲ですね。
Wonderwallも捨てがたいですが、ここまで感動しませんよ。
世界的な成功を収めてイギリスを代表するバンドになったオアシスですが、出身レコード会社であるクリエイションレコーズはインディーズレーベルで、他にもPrimal Scream、The Jesau&Mary Chain 、My Bloody Valentineなど世界的に成功しているアーティストから、Pastels、Ride、Teenage FunClub、FeltなどUKギターポップの渋いところまで、とにかくいいアーティストを輩出しまくっていて、設立者のアランマッギーのアーティストを選ぶ視点は本当にすごいのですが、それでも1999年に倒産してしまうあたり、インディーズの経営って難しいんですよね。
マイブラがレコーディングに金かけすぎたから、一度潰れかけてましたしw
クリエイション倒産までの経緯紐解いてみるのも一興なので、今度調べてみます♪



『Fairy Tale Of New York』The Pogues featuring Kirsty Maccoll
「こんなやけくそなクリスマスソングは他にはない。でも、もっとあっていい。」byニックケイブ
アメリカや日本では知名度が低いですが、イギリスやアイルランドの大衆に最も愛されていると言っても過言ではないクリスマスソング。
なぜならイギリスは階級社会で、『Do They Know It's Chrismas』のコンセプトである、アフリカの恵まれない子供たちに愛の手をといったようなチャリティに共感できるのは、アッパークラスやミドルクラスの人間だけで、人口の半分以上を占める労働者階級やアンダークラスの人間は、生まれながら這い上がれる機会を持たずに、チャリティに共感する余裕もなく、生活に追われながら日々を暮らして年老いて死んでいく、そんな人たちに愛されているのがこの曲だからです。
ポーグスというのはバンジョー、マンドリン、アコーディオンを使ってケルティック(アイルランド)民謡っぽい音を出すアイルランド系イギリス人のバンドで、同じケルティックなディキシーズミッドナイトランナーズと比較すると結構泥臭くてパンクな感じなんですが、彼ら最大のヒットになったこの曲は、ピアノをフューチャーしてクリスマスソングらしく美しく優しい曲になっています。
また彼らのもう一つの特徴が文学的でストーリー性のある歌詞で、この曲の最大の魅力も歌詞にあります。
夢を見てニューヨークに渡ったアイルランド移民の男女、豚箱にぶち込まれたりわずかな金でギャンブルに勝って喜ぶ男、ブロードウェイに憧れた女が惹かれあって一緒になり、「あなたはハンサムよ」「お前はプリティさ」と夜通し踊り明かした若い頃。
今は年老いた老夫婦となって、
「なにさ、あんたなんて役立たずのチンピラ、悪党、蛆虫野郎!」
「お前だって老いぼれ売女で点滴打って、寝たきりの死にぞこないじゃねーか!」
「ハッピークリスマスなんてくそ食らえ!」と罵り合う。
でもしんみり本音を語り合うラスト、
「アンタが あたしから(女優になる)夢を奪ったのよ
あたしが初めてアンタを見かけた時にね」
「その夢なら俺が今でも預かってるよ
俺の夢と一緒に大切にしまってあるさ
俺は一人じゃ何もできなかったから、お前のそばで自分の夢を築こうとしたんだ」
The boys of the NYPD choir  
ニューヨーク市警の青年聖歌隊が
Were singing "Galway Bay"  
「ゴールウェイ湾」の歌をうたい
And the bells were ringing out
(教会の)鐘の音は 鳴り響いていた
For Christmas day
クリスマスの日を(祝って)
涙が溢れます。゚(T^T)゚。
正真正銘のアルコール中毒PoguesのVo.シェーンマガウァンのしわがれ声と、本当にいい女ってこんな感じっていうカースティマッコール(プロデューサーのスティーブリリーホワイトの奥さん、2000年に事故死)の掛け合いが、もの凄くいい味出してます。
クリスマスが近づいてくると、イギリス労働者階級が集まるパブで、夢を描いた若い頃から、夢なんてつかめなくてしわがれていった老年期まで、それでも寄り添って生きる二人を描いた、人生の悲哀と機微がたっぷりなこの歌を、同じような人達がカラオケで熱唱するのが聞こえてくるといいます。
クリスマス抜きにして本当に心から好きで感動する名曲です。



『P-Machinary』Propaganda
「ラジオスターの悲劇」で知られるバグルスのトレヴァーホーンが1980年代前半に設立したZTTというレーベルが、トレヴァーホーン自身のバンドArt Of Noize、『RELAX』がセンセーショナルなヒットとなったFranky Goes To Hollywoodに続いて手がけたドイツの男女4人組のバンドがプロパガンダ。
女装イベントじゃありませんよw
トレヴァーホーンなのでガチガチのエレクトリックPOP&大げさなアレンジなんですが、いかにもドイツ出身らしいプログレチックな重たい曲調の1stシングル『Dr.Mabuse』、ファンタジックでタイトルどおりきらきら宝石を散らばせたような2nd『Duel』に続いた3曲目のシングルリリース曲で、マブーセほどの重さはないものの妖しい重厚さと、トレヴァーホーンらしい大袈裟でドラマチックなアレンジが特徴な曲です。
間奏部分のターラッタタッタタタタターラッタと言うフレーズは、一度聞いたら忘れられないフレーズですね。
このプロパガンダというバンド、トレヴァーホーンのアレンジや空間処理もさすがなんですが、当時全盛の星の数ほどいたシンセポップの中でも、楽曲のよさが際立っていた秀逸なバンドで、メインVoのクラウディアブリュッケンの鼻にかかって舌ったらずっぽい歌声も耳に残りやすくて凄く好きだったんですが、版権の問題もあってオリジナルメンバーではアルバム1枚で活動停止してしまったのが残念でした。
シングルカットの3曲筆頭にホント良い曲粒ぞろいのアルバムだったから、次作期待してたんですけどね。
サブVo&作曲家?(クレジットにはそう書いてある)のモデル系美人スザンヌフライタークのPV内でのアカンベーが結構印象的ですw
美人は何やっても絵になります♪



『Subculture』New Order
インディーズシンセポップの雄と言えば、デペッシュモードやスクリッティポリッティなどもあげられますが、個人的にはやっぱりこのバンド。
明るい曲もあるんですが、前身のJoy Division時代のとにかく欝っぽい死を思わせる暗さが、Voのイアンカーティスの自殺で消えない影となってこのバンドに引き継がれたのか、美メロ得意なイギリスアーティストの中でもとにかく美しくて暗い、けれども良い曲を排出し続けました。
ジョイディヴィジョン解散~ニューオーダー結成後『Blue Monday』のヒットで一躍有名になりましたが、憂鬱な月曜日というのは、サザエさん症候群的なものとは比べ物にならない、アメリカツアーの前日の月曜日に、イアンカーティスの自殺の一報を聞いたメンバーのその時の心境を歌った曲があったり、『Perfect Kiss』『True Faith』など美メロの曲が本当に多くて、どれを取るか悩むところですが、陰のある美メロの極みは、あまりヒットしなかったけどこの曲だと思います。
サンプリングを多用した12インチバージョンを始めに聞いたので、普通の7インチバージョンよりこっちの印象のほうが強くて、本当に美しくて悲しいメロディーと、バーナードサムナーの抑揚のない淡々としたVoがまた切なさに輪をかけます。
因みに彼らの出身地のマンチェスターは、UK音楽、特にマンチェスタームーブメントやブリッドポップを語るには中心として避けて通れない地域で、同時期のスミスや後のストーンローゼスやオアシスに繋がっていきますが、その中心となったのが、彼らの出身レーベルであるファクトリーというインディーズレーベルが経営していたハシエンダというクラブで、数々の伝説のライブと、世界的に成功したアーティストがハシエンダから生まれました。
1992年にドラッグ渦で閉鎖になってしまいましたが...
2012のサマソニに来たのでもちろん見に行きましたが、あまり売れなかった曲なので演奏してくれませんでしたw



『I Wish I Was a Punk Rocker (with Flowers in My Hair)』Sandi Thom
レコーディングもライブも出来るお金がなくて、苦肉の策で流した続けた自宅地下室でのライブ配信が人気になってレコード会社と契約、いきなりこの曲で全英1位(多分2005か2006年)になってしまったというシンデレラ、サンディートム。
インディーズとは違いますが、インディーで活動して知名度が上がってからメジャーと契約というプロセスは、ネットが発達して、全世界同時に発信した音源を聞けてしまう時代にはあまり意味がないんだなぁと彼女の成功で痛感しました。
パーカッションのみのアカペラで美声ではないけども力強く歌う彼女の歌声は、間違いなくジャニスジョプリン、ジョニミッチェル、シェリルクロウ、アラニスモリセットなど、パワフルで魂のこもった歌声で勝負する、ストレートな女性ロッカーの系譜です。
リズム重視の音作り全盛のご時勢、こういう生歌が突然出てくると、とてつもなく惹かれてしまいますね。
でもこの後何やってんだかというくらい活躍が聞こえてきませんが^_^;



『Elephant Stone』The Stone Roses
「ロックとダンスミュージックの融合を初めて成し遂げたバンド」
マンチェスタームーブメント、マッドチェスターというのは、アシッドハウスのグルーヴ感やダンスフロアでの一体感をロックに持ち込んだ彼らが、とてつもないインパクトでブレイクしたことで、雨後の竹の子のように現れた後発バンドラッシュや、プライマルスクリームなどの実績あるバンドもダンスミュージックに傾倒していった現象ですが、イギリス本国ではパンクと並ぶ大きなムーブメントだったのに、日本では何それ?ってくらいあまり知られてませんねw
でもこの曲を筆頭にロックなんだけどダンサブルなグルーヴ感というのはそれまでなくて、UK中心に聞いてた唯にとっても凄く新鮮で、はまりまくりました。
マンチェとマイブラのシューゲイザーにはまったから、この90年代前半以降歌詞を重視して聞かなくなったんですよねf^_^;
この曲が入ってた1stアルバムから5年待たされたセカンドアルバムは、横ノリのうねりのあるチェッペリンぽい重たさがあってちょっと戸惑いましたが、大いに期待した1995年来日LIVEはギターのジョンスクワイアの直前の骨折で延期( ̄_ ̄ i)
しかもあの絶妙なグルーヴ感を生み出していたのはジョンとドラムのレニの呼吸だったのが(ヴォーカルの力量はショボい)、前年レニが脱退、延期の9月公演は都合つかず行けなくて、翌年ジョンも脱退(これは予想できた)、グルーヴの主2人がいなくなって、バンドも存続できるわけもなくあえなく解散( ̄_ ̄ i)
もの凄く好きだったバンドを直前で生で見損ねて、見る機会がなくなってかなり凹みました(´_`。)
しかも驚きの再結成で2013年のFUJI ROCKに来たので見に行ったら、この曲やらず(-з-)
この曲聞きに苗場まで行ったようなもんなのに(-""-;)
感動半減w
2回も肩透かし食らったので今年の6月の武道館行くべきか、やめておくべきか悩み中( ̄_ ̄ i)
この曲聞けないんなら行ってもねー(´・ω・`)
ライブで再現難しい類なのかもしれないけど。
ライブでこの曲聞いて弾けたい(><;)!



『In A Lifetime』Clannad
クラナドよりもリードVoモイアの妹であるエンヤのほうが全世界で有名ですが、アイリッシュトラッドフォークを伝承しながらも、ポップやアンビエントの要素も加えたエンヤも一時期参加していたこのバンドが凄く好きで、エンヤよりも良く聞いてましたね♪
究極の癒し系だと思います(^^)
クラナドを知るきっかけになったのが、同じアイルランド出身のU2のボノと競演したこの曲で、彼らが世界で認知されるきっかけになりましたが、とにかく物悲しくも美しい><
モイアの美しく透き通った声、究極の美メロと心に染み渡っていく演奏の中で、ボノの声が邪魔w
存在感ありすぎw
それでもぶち壊すことがないレベルで共存してますがw
まぁ同じアイルランド出身で経歴が長い彼らのことをボノがリスペクトしてて、この曲でフューチャーしてみたり、U2のライブでも流してたからこそ、彼らの存在を知らしめることにつながったんでしょうけど。
しかし、クラナドのアイルランドやイギリス北部のスコットランド、北欧やアイスランドなど北の海に面した地域に住む人たちは、どうしてこんなに美しくて心に響くメロディーをつくることができるんでしょうか。
日照時間の短さと気温、風の強さ、雪、逆に真夏の太陽、日照時間の長さ、赤道直下でジリジリ焼くような日差し、砂漠など北と南で音楽性ってホントに真逆ですねw



メッチャ長くなってしまったw




なんかテキトーな画像w

ではでは('-^*)/

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ユイーネ・フォン・アンネ・フランク

Author:ユイーネ・フォン・アンネ・フランク
ナチスアメブロ政権のゲシュタポ藤田晋のユダヤ人狩りから逃れアムステルダムで隠れ家生活を送る第二次性徴を迎えた多感な少女ユイーネ・フォン・アンネ・フランクの日記。性への目覚めや身体の成長などを記します。

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