アンネの日記　個人でのホルモン摂取～女性ホルモン摂取に向けて事前に考えておくこと(５)

個人でのホルモン摂取～女性ホルモン摂取に向けて事前に考えておくこと(５)

こんばんは☆

唯です♪

ホルモン摂取において理想的なのは、GID診断書を取得してクリニックでホルモン治療をしてもらうことです。

ただ個人で入手してホルモン摂取をしている方も結構多いのがこの世界で、唯もそのうちの一人でした(今は一応クリニックに通院中)。
なぜフライングで始めたり、医師にかからず個人で摂取し続ける人が多いかというと、
(１)診断書取得に時間がかかりすぎるし、そのあいだに男性としての発育や加齢は進むので、正規の治療開始まで待っていられない。
(２)クリニックが通院しやすい範囲にない。もしくは通院できる範囲にあるクリニックに対して不安がある。
(３)クリニックの情報がなくて、どこに行けばいいのかわからない。
(４)GIDではないのでクリニックに行くことまでは考えていけど、ホルモンはやりたい。心は女だけど本格的に治療までは考えてないけど少しはホルモンをやってみたい。

(５)とりあえず自分でできそうだから。

(６)興味本位でなんとなくやってみたい。

などで、(５)とか(６)の方はどうかと思いますが、ネットとかでの書き込みを見てると少なからずいらっしゃいますし、(１)～(３)は切実な問題ですし、実は(４)の方が結構多いですね。

今のご時世ネットで調べればかなりの情報が見つかるし、自分でどう入手して始めようと止める人もいないんですが、一つ言えるのは完全に自己責任で飲む以上、薬の種類や量まで適量を自分で調整しながら飲まなければならないので、結構知識が必要だし望んだ結果が得られる保証はないということです。

唯はというと(１)(２)の状態でしたが、少し前の記事で書いたように最初に調べ始めた頃が2010年の年末頃、近くの産婦人科に行ってみたのが2011年の春頃で、その後そのクリニックに通院しようか、そもそもホルモン摂取すべきかどうか悩んでる間に、調べ物は続けていたので薬剤関連で一般的な知識は一通り調べがついていて、もし個人で始めるならどの薬をどれくらいから始めて、どれくらい経ったらどの薬に変えてとかは考えていました。

薬剤関連の名称については、安易に考えて聞いてくる方が多くて、ID消失前のブログでも伏せていたので、ここでも公開しない方針ですが、個人で摂取を考えている方は以下のことくらいは理解した上で、始めたほうがいいと思います。

（１）ホルモン剤には致死量が存在します。劇薬だと思って摂取量には十分気をつけること。

ホルモン剤はほかの薬のように細胞に直接作用するのではなくて、細胞に命令を出すだけなので、少しの量でも十分に効果があります。

（２）個人での入手だと、基本錠剤になると思いますが、体内での濃度は肝臓で分解されることによって、少しずつ低くなっていきます。1日に決まった時間に決まった量を飲み続けるのが効果的な方法です。

注射はまた別の機会に説明します。

（３）個人個人で元から持ってる男性ホルモンと女性ホルモンのバランスや女性ホルモン受容体の数が違うので、もしネットで〇〇をこれくらい飲み続けたらこうなった的なことを読んで、その通りに飲んだとしても同じ結果にならない。女性が持ってる女性ホルモン受容体の数と比べて圧倒的に男性は受容体が少ないので、女性のようなおっぱいにはなかなか育たない。（MTFの方でたまに結構な天然おっぱいを持ってる方がいますがそれは素質です。薬の量が多いわけではありません）

（４）男性機能は間違いなく落ちますし、一定期間以上の摂取で生涯不妊になります。そこは覚悟すること。

まぁ唯も結局個人での摂取に踏み切ったので、絶対クリニックに行きなさいとは言えませんからここまで書いていますが、あとはどれだけ幅広く情報を集められるかなので、いろいろ調べる労力を惜しまず、自己管理がきちんとできる人なら個人で摂取していけると思います。